放射能の害の有無についてであるが、なるべく被曝しないことに越したことはないが、実に曖昧である。唯一の原爆による被爆国として、広島・長崎在住の方々の長期の疫学調査を行って来ていると思うのだが、ネットを検索してもそれらしき調査データが見つからないのである。いい加減サボっているのがバレないように、公表しないのであろうか。それとも勝手に解釈され、要らぬ混乱を避けるための配慮なのであろうか。判断に苦しむところである。その筋の専門の研究機関なり大学があるのであるから、マスコミに登場し堂々と調査データを公表したらいいのにと思う。ところが肝心の専門家ではなく、明らかに御用学者らしき御仁ばかりが登場するので、視聴する方でも、「お前引っ込めヨ」と叫びたくなることしばしばである。
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7月末は、本来ならば梅雨明け後から安定した天気が続き、輪行や夏山登山には最高の時期であるのだが、今年は期待を裏切っている。新潟・福島では記録的な豪雨で、河川の堤防がいたる所で決壊しているようだ。東京もどんより曇り空、朝肌寒い。当地の方々には大変気の毒ではあるが、この大雨が地表に降った放射能を洗い流し、大地を浄化してもらいたいものである。
一度放射化されたものは中和される訳ではなし、結局のところ地球上でホウボウに拡散し、長期間放射線を吐き続ける。覆水盆に返らず、起きてしまったのは致し方ない。親不孝息子の人間様が犯した過ちは、毎度のことだが母なる海にお願いする他はないようだ。土砂に混じり海に流れた放射能は、最終的には海底に沈殿していくのであろうか。厄介者を、海深くに封じ込めてくれることを願うばかりである。
現代科学は万能かと思いきや、実に頼りないものである。結局のところ、風まかせ、雨まかせ、海まかせ、時間まかせ、そして神様まかせということのようである。今も昔も変わらない・・・。
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