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2016年3月30日水曜日

スマートメーター…(続き2)


スマートメーターは、マンションの上階から2階までは取り換えが済んでいるが、1階は未だ従来の電力計のままだった。このフロアには自主管理の中心メンバーが2名住んでおり、スマートメーターに切り替えつつあることを未だ知らない。そこで、2階に上がって頂き、実物を見ながらその問題点について説明した。

彼ら(男・女)に外出時、回転盤をチェックしているか尋ねたら、ふたりとも全くチェックしていないという。電気器具のスイッチを切ったことを確認(言わば一次チェック)するだけで十分と思っているらしく、回転盤をチェックする人は殆ど稀だろうと笑われてしまった。一方の女性は、さらに回転盤が無い方が、押し売りに在宅を気付かれないので、むしろ良いのではとのたまうではないか。

最も彼らは、私よりも年輩であり、メカにあまり関心が無いのかもしれない。一方、当方は一応理系出身であり、回転盤を見て最終チェック(言わば、二次チェック)するのが、安全工学上からも正しいものと思っていたのだが。

外出時に、扉にカギを掛ける際にちょっと上をみて回転盤の様子を観察するだけなので、何ら煩わしいことはない。こんな簡単な、しかも確実な防災チェックが一般に行われていないとするなら、これも問題であろう。電気コタツ・ストーブ類のスイッチ切り忘れなんか、結構あるのかもしれない。だだ火災にならないだけで…。

スイッチの切り忘れが元で、どれだけ火災が発生しているのかは知らない。この前、名刺もらっていたので、某電力会社に元のメーターに戻してくと電話したのだが、その際にこの点についても質問してみた。消防署ではないので、スイッチの切り忘れが原因で、どれだか火災が発生しているかわからないととぼけられてしまった。

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日常性活において、今どれだけ電流が流れているか簡単にチェックできないというのは気持ちが悪い。例えるなら、速度計の付いていないクルマを運転しているようなものである。走行距離がわかっても、30分間の平均速度がわかっても無意味である。運転に必要なものは、今の走行スピードである。この情報がなければ、カン頼りの危なっかしい運転になってしまう。それがちょうど、スマートメーターである、21世紀のテクノロジーの時代において…。

2016年3月29日火曜日

スマートメーターの問題点 (続き…)


週末冷静に考えてみた。確かに、ネットで外出先から電気の使用状況をチェックできるのは便利だ。が、如何せんスマホやパソコンに無知な高齢者の一人暮らしは多い。このまま今の仕様のスマートメーターが全国に普及しては、やはり防災上危ういという認識は変わらなかった。

そこでオオカミ少年になることを覚悟の上で、地元の消防署に電話をしてみた。

やはりと言おうか、いかにもお役所仕事。「電力会社の製品なのだから、そちらに問い合わせてみては」と最初トンチンカンな回答だった。そこで、危険な例を幾つか上げて説明してみたので、少しはわかってくれたようだ。といっても、これを上の方に深刻な問題として回してくれるかは疑問である。電話に出た担当者も、やはり未だスマートメーターは家に取り付けられていないという。そんなことで、江戸時代の人に自動車の説明をするようなもどかしさを感じた。

夕方やはり気になり、最後の切り札?…と思い、NHKにも電話してみた。最初、同様の対応であったが、いろいろ話していくうちに少しは理解してもらえたようである。それ以上説明しても繰り返しになってしまうので、いい加減のところで電話を切った。

ニュース等できちんと報道してくれるだろうか…。


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想像だが、スマートメーターおよび管理システムは、欧州製のものをそのまま転用しているのではないだろうか。だから、日本の住宅事情(電気コタツ、電気ストーブ等の暖房器具の普及)、都市事情(クルマも通れない路地に木造住宅が密集)、さらには日本人特有?の外出時防災チェックルーチン(電力計の回転盤をチェックし、電気器具類の消し忘れがないかを最終確認)などを全く考慮した設計になっていない。今後、スマホも使えぬ団塊世代の独居老人世帯が増加してくるというのに…。

当方は、管理人不在の言わば自主管理のマンション暮らしである。部屋の半数は賃貸に出されており、入れ代わり立ち代わり賃借人が変わるので、誰が住んでいるのか全くわからないことがある。それでも、電力計の回転盤を見れば、空き室なのか誰か住んでいるのかが判別できた。また、年配の一人暮らしの部屋のメーターが結構な勢いで回っているのに、電気が点いていなかったり、その人を近頃全く見かけることがなければ、あるいは孤独死!?…と、警察に通報できたのに、これからはそれさえ出来ないのである。

今日の外出時には、仕方がないので、冷蔵庫の接続されていない系統のブレーカーだけは切って出た。この系統には、パソコン、プリンター、電話、モデム類、TV、ホットカーペット等が接続されているので、帰宅後復旧させるのがちょっと厄介だ。

今までちょっとした外出の時にでも必ず行っていた、簡単で確実な防災ルーチン(電力計の回転盤チェック)が出来なくなるのは本当に困ったことである…。

2016年3月26日土曜日

スマートメーター - 人間の安全感覚を無視した設計…!?


お昼頃、チャイムが鳴ったので出てみると、某大手電力会社の技術者であって。玄関扉の上方に設置された電力計器をスマートメーターに取り替えたいので、作業中にブレーカーを落として一時的に停電にしなければならないとのこと。ちょうど調理中だったので、2-30分後に取り換え作業を行ってもらうことにする。

電力スマート化の波がやっと押し寄せてきたかと楽しみにしていた。
ところがである、取り換え工事が済み、器機の説明を聞いていて、腑に落ちないことがあった。通電中はランプが点灯するらしいが、それが全く見えないのである。イスに乗ってメーターに近づいてみてやっと確認できるくらいであった。いやそれ以上に問題なのは、現在どれだけ電流が流れているか全くチェクできないことである。小さなデジタル数値は、使用電力値らしく、kWh表示で、最小桁は0.1kWhとのこと。それ以外のデータは表示されない。

これまで外出の際には、電力計の円盤の回転速度をチェックし、電気の消し忘れがないか必ず確認していた。通常、冷蔵庫だけは通電させておくが、回転速度をみれば他にスイッチの消し忘れがないかおおよそ見当がついた。その時は部屋に戻り、再チェック。電気カーペットやトイレの照明を消し忘れていたことが多かった。

このように、感覚的に安全チェクの確認を日常生活の中で板についていたのである。ところが、設置したスマートメーターは、この人間の感覚を全く無視した設計になっていたのである。せめて、今流れている電流量を表示するメーターは、安全上絶対に必要と思うのだが…。

これでは、電気ストーブ、電気コタツ、アイロン等の出荷原因となる電気器具の切り忘れがチェックできない。私の住む区では、数千件ほどしか切り替えられていないらしいが、いずれ全戸に設置されるという。一体何万戸になるのか。これでは、言わば火災をばら撒くことになりはしないか…と気がかりである。

(パソコンやスマホで、外出先から、リアルタイムの電流値をチェックできるのだろうか…。)





人間の本来持つ安全感性を無視した装置が、技術者の説明では、きちんと審査を受けて合格しているというのにも驚く。審査にあたった者は、きっと生活感の無い奴らなのかも知れない。(スマホ等使えない独居老人も多いのだから…。)

そういえば、裁判所でも時々おかしな判決を下すことがある。この前も、認知症の84歳のご老人が、自ら窓をこじ開け外に出ようとして落下し死亡した事件で、裁判所は施設側に2千万円近くもの大金を遺族に支払えと命じている…。これだけの大金を、むしろ施設側に安全対策に使えと命ずるなら分からなくもないが、何故遺族側に支払わなければならなのか。とすれば、亡くなられたご老人は、相当の年金を受給されていたのかも知れない…。


これとは関係ないが、20年前の神戸の震災で、火災で多くの方が犠牲になられたという。あれから20年、NHKが検証・調査した結果、不明とされていた出火原因が、地震で一度停電した電気を、通電再開したことで、ストーブ等にスイッチが入ったことによるものらしい。良かれと思ってやったことが、実はとんでもない二次災害をもたらしていたのである。

スマートメーターへの切り替えも、同じ轍を踏むことのないようにと、投稿する次第である。


(同様の記事が投稿されていた…)

http://blog.livedoor.jp/akabouonishi1995/archives/52318513.html

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我がジャパン国、いつの頃からか、技術立国から、爆買頼りの観光立国、日銀頼りの金融立国になられたようである…。

2016年3月24日木曜日

「多様性」の脅威…

ベルギーで同時テロが発生した。この前はパリでもあった。

15年前の9.11同時多発テロ以降の世界情勢を鑑み、またEUにおける積極的な移民政策や人の自由な移動を考えると、当然起こり得ることであろうとは内心思っていた。悲しいことではあるが、やはりというしかない…。

我が国も、景気が上向き人手不足が生じると、産業界からの要請だろうか、外国人労働者を安易に受け入れてきた時代があった。一方、不況になると彼らを直ちに解雇することも平気である。最近またぞろ、少子化の影響をやたらと強調し、外国人労働者を受け入れようという意見が聞こえてくる。そして何かというと、多様性という。

「多様性」、一見美しい言葉に聞こえるが、果たしてその現実は…。以前、多様性のライフスタイルとか言って、派遣労働者を増やす政策をとられたが、その結果どうなったか。非正規雇用が当たり前になり、企業にとっては人件費を抑制でき、景気変動に応じた雇用調整弁にもなり、誠に好都合な制度になってしまった。「多様性」と聞いて、最近は反吐が出る。

思うのだが、「多様性」と「混沌」は紙一重と言わざるを得ない。天才と気違いは云々…と同じである。安易に「多様性」と言うのは、無責任である。「多様性」を進めた結果生じる悪夢に対して、誰も責任はとらない。明日は野となれ山となれである。

戦後、EUは人手不足とかで外国人労働者を長年受け入れてきたらしい。私は欧州には殆ど行ったことがないので現状は知らない。随分昔、外国に初めて行った時に、ロンドンのヒースロー空港でインド人女性の掃除婦を見かけ、移民政策の一端を肌で感じたものである。 当時、日本国内では外国人労働者を見かけることはなかったせいで、それにはちょっと驚いた。あれから40年、彼の地では移民系住民の人口が膨れ上がり、一大勢力になっていることはうなずける。

宗教・文化の全く異なる海外から、多くの低賃金労働者を安易に受け入れたらどうなるか。いずれ、今欧州で起きている悲劇が、ジャパンでも起きないがはずがない。現在は自爆テロが主流だが、これからはIT技術や最新テクノロジーを応用した、本格的なテロ攻撃だって現実的だ。特に、ドローンは脅威だ。当然、原発は格好のターゲットか…。いずれリニア中央新幹線が走るようになった時、更に脅威だ。50kmはあろう南アルプス山塊のトンネルで、ドローンが真正面から衝突してきたら…。

それを思うにつけ、原発の再稼働とか、電気を大量に消費するリニア新幹線の着工とか、非常にネガティブに感じざるを得ないのが正直なところである。

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昨年、図書館にあった新潮45(8月号)の論文、古市憲寿氏の「もう誰も戦争を知らない」の内容に激しく同感。忘れないようにとノートしておいた。これを紹介しておく。


「あの戦争と平和構築を安易に結びつける議論が非常に危険だと思っている。…[中略] …現在世界で起こっている戦争は、70年前に終わったあの戦争とはまるで別物だからだ。」


「…それよりもドローンが繁華街に爆弾を落としたり、原発や送電線を破壊するといったテロの方が、…[中略]…警戒しなくてはならない「戦争」だ。」


そして、こんなことも述べている…。

「戦争を知らないのは若者ではない。むしろ「老人」だ。」


未来の戦争に無知な「老人」が、移民政策、原発再稼働、リニア中央新幹線などを推進している…と拙者は理解したのだが…。

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夏は涼しく、冬雪も積もらず、本州では大陸から一番離れたところにあるケセン沿岸が、近い将来、平和に暮らすには格好の地のように思われる。

2016年3月21日月曜日

シンガーソングライター「タマル」さんの新境地…

高校の同期に誘われ、都内某所で行われた大中の同級会に参加した。私以外にも他中学出身者やら、スペシャルゲスト、そして高齢の恩師も招かれていたこともあり、80名位集まったであろうか、結構な賑わいであった。

彼らの学年は7クラスとのこと。我が末中は3クラス(140)だから、倍以上の約300名。少子化の今日では信じられない人数である。高校同期の奴らも何人か見かけたが、大半は知らない。1学年下の知人(大中出身)も、学年が違うと全く分からないと苦笑していた。


さて、スペシャルゲストだが、以前にも書いた、シンガー・ソングライターのタマルさん。

震災コンサートでご存知の方も多いと思うが、彼女のお母さんのご実家が大船渡(さらにルーツを遡ると末崎にも関係するが、省略…)。そんなことで、気仙は彼女の第二の故郷である。

自らのギターで、数曲歌ってくれる。その時はアルコールが多少回り、写真を撮ることに気をとられ何を歌ってくれたかうろ覚えだが、マイク無しでも十分透き通る声量である。私のお気に入りは、スタンダードナンバーの”Water is wide”。この弾き語りをネット上で聴いた時、正直驚いた。ギターの伴奏といい、歌声といい、実に良いのだ。が、今回は、半分酔っぱらいが相手だから、陽気な歌でしめてくれた。


※未だ5-6年前のガラケーを使用(丈夫)につき、画像不鮮明…m(_ _)m


会場で、次回コンサートの案内チラシを見つけた。なんと、フランスからのジャズトリオとの共演?!。さすが実力派シンガー。如何なる新境地を披露してくれるか、興味津々である。


(ご本人の了承の上で、写真とチラシを掲載します。)


4月2日(土曜)、開演19:30、六本木だよ…

2016年3月11日金曜日

本ブログ、久々…m(_ _)m

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さてさて…

ホームページ(HP)も久々に作り、公開したので紹介します。



彼女は同じ高校出身のピアニスト。神奈川県相模原市でピアノ教室を開き、今では有能な若手演奏家を支援する目的で、大きなコンサートまで主催するようになっています。

彼女が主催した、5年前の震災チャリティーコンサート(初回)40数年振りに再会。以来、交流が始まりました。

震災後は、気仙の子供たちに生の音楽に触れる機会をと、足繁く大船渡に帰省されています。また、才能ある若手演奏家の支援も、コンサートの企画・実行のかたちで日々奮闘されておられるようです。

彼女の活動をまとまった内容で公開できればと常々思っていました。

ここ10年の間に、HPの制作はデサイン的に相当難しくなり、一時遠ざかっていました。が、最近手頃な価格帯のソフトでもそれなりのものができることがわかり、久々にトライしてみました。

ささやかやサイトではありますが、彼女の活動の一助になってくれれば…と思います。

チャリティーの一環として、6月には仲間の音楽家を引き連れて、気仙に行くそうです。ご関心のある方は参加されてみては…。

詳細は、同HPの回覧板に掲載されています。



(震災から5年の日に…)