日本年金機構(旧社会保険庁)から「ねんきん定期便」が届いてそのまま放置していた。ブログに掲載する古い写真を探している時に、そのことを急に思い出し、何十年も昔の給与明細書を引っ張り出してきたのである。
8年間勤務したその間の給与明細書を一枚一枚調べてみたら、その80%程が残っていたのである。これは奇跡だ。感熱紙の印字が消えないで、数値がハッキリ読み取れる。
「ねんきん定期便」の納付金額と給与明細の厚生年金源泉額を比較してみた。ところが全く一致しないのある。そこで納付額の脇に源泉額をメモして行った。その差に規則性があることが分かってきた。納付額は、おおよそ源泉額の約70%なのだ。後の30%はどうしたのだろう?
そこで、当時お世話になった会社の人事課に電話する。当然、若い世代のスッタフであり、当時のことは知らないようであった。調べて、折り返し電話してもらうことにする。まもなく電話がきた。当時の年金源泉分の一部が東京☓業年金基金に組み込まれていたとのことである。そのデータは昔のことなので保管されておらず、先方に問い合せて下さいと教えてもらう。
アドバイスに従い、東京☓業年金基金に電話する。あれこれ先方の質問に答えているうちに、中途退社しているので、管理は企業年金連合会に移っているとの意外な回答であった。従って、納付額のデータは先方に移管し無いとのことである。どうも、勤続10年未満はそのような扱いになるらしい。しかし、企業年金連合会からは何の通知も受けていない。第一、退職して25年間に2回程引越ししているので、仮に郵送したとしても届かない可能性がある。そんなのは当然でふざけた話である。一応、厚生年金欄の源泉額の比率データ(厚生年金と企業年金基金)しかないということなので、それを送ってもうことにする。
以上の如く、たらい回し状態である。「ねんきん定期便」と「源泉額の比率データ」の資料を持って企業年金連合会に、いずれ談判しに行かなければならないのだろうか。全く面倒である。
しかし、ここに大問題が潜んでいる。当時、多くの同僚・先輩・後輩が10年未満で退社していった。特に女性の場合、男女雇用機会均等法以前のことでもあり、20代で寿退社する方が多かった。とすれば、拙者のように古い給与明細書を保管していない限り、彼ら・彼女らは以上の事実を知らない筈である。
企業基金や外郭団体に天下りの連中はこの事実を知っているに違いない。裏でバカナヤツラと、ほくそ笑んでいるに違いない。受取人不明として、掛け金がドンドンたまる。
これはまさに、公的サギである。十分用心されたし。
これはまさに、公的サギである。十分用心されたし。
若い人達に言っておく。給与明細書は絶対に捨てるべからず!!
PS: 明日から被災地末崎に帰省しますので、4-5日程更新ありません。
0 件のコメント:
コメントを投稿