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2011年9月5日月曜日

輪行記録:1995年夏(2)

輪行日: 1995.08.05 -  韮崎周遊
同じ20年前の晩秋に、大弛緩峠を再訪した。この時は、塩山側から西沢渓谷にはいり、更に西に伸びるトロッコ軌道を伝い国師ヶ岳を越えてこの峠にやってきたのである。峠の山小屋で一泊し、翌日はガスがかかる中を縦走し、初冠雪の金峰山に登る。下山途中に瑞牆山を往復。長い林道を歩き、薄暗くなる頃に増富温泉(当時はラジウム鉱泉と呼ばれていた)に到着した。この下山に利用した林道を一部サイクリングで辿ることにした。


新宿駅前夜発韮崎駅→増富温泉→金山→黒森 →須玉 →穴山駅 →韮崎駅

韮崎郊外の斜面に広がる農村集落を眺めながら進む。暫く行くとダム工事箇所に来る。ここを越えて増富温泉へ。20年前に金峰山からこの地に下山しバスに乗っているのだが、当時の事が全く思い出せない。
腹が空き食堂に入る。地元のおばあちゃん料理かと思うが、何を注文したかは覚えていないが、メチャクチャ不味かったのだけは忘れられない。明治の山村生まれの方の調理する土着料理に、味を期待するがそもそも期待薄かも知れない。昔は、米の飯が腹一杯食べられるだけでも十分贅沢だったのだから・・・。その後もサイクリングで山里の宿に何度か泊まったことがあるが、料理はいずれも不味かった。鯉の煮付けとか鮎の刺身など、残さず食べてはいるが、海育ちの拙者には正直言って箸が進まなかった。山の伝統料理とはそんなモノかなと思った次第である。
後方は瑞牆山
この辺で引き返す

寝不足気味で力が入らない。信州側への峠越えは途中で諦め、山梨側に降りることにする。暫く下りが続く。平野部に降りてから暫く進むと、また上り坂になり、中央線の穴山駅に達する。この駅は、八ヶ岳の裾の小淵沢駅(高地)から甲府盆地の韮崎駅(低地)まで続く尾根上の中間地点にあたる。西の釜無川方面への道は驚くほどの急坂になっている。尾根伝いの道に沿って韮崎方面に下ることにする。

とまあ以上、同じ所に戻ってしまう、やや不本意なサイクリングであった。

輪行日: 1995.08.20 北八ヶ岳オフロード
白樺湖畔で友人家族がオートキャンピングを楽しんでいたので、一泊お邪魔虫させて頂く。ここは20数年前に訪れているのだが、随分観光地化し、以前の面影を殆ど確認できなかった。翌朝、友人家族に見送られながら、オフロードサイクリングに出発する。

白樺湖(10:00)→大河峠(12:45)→双子池(13:30)→雨池(14:30) →八千穂駅(16:00)

始めは観光道路に沿って暫く進む、大河峠の登りから林道になる。この峠は、学生時代に八ヶ岳縦走登山を行い、最後の目標地、蓼科山に登る際に通過している。峠から近い双子池も懐かしい。誰もいない対岸の湖畔にテントを設営し、その晩大雨にたたられた所である。
まもなくして、道は更に狭くなり土砂崩れ箇所があった。一般車両は通行不能ながら、自転車には問題ない。このような半分見捨てられた林道が、全国至る所にあるようだ。全く税金の無駄遣いも甚だしい。ならば、多くの人が利用する自転車専用道路を作ってくれと言いたいところである。
見捨てられた林道(税金の無駄遣い)
左上は蓼科山方面

途中、自転車を下り、無人の雨池湖畔を暫し眺める。この林道は八ヶ岳観光道路に合流し、後は小海線八千穂駅まで長い下り坂が続く。下界の里に降り立ったとこれで、千曲川上流の適当な河原を見つけ、恒例の川行水で汗を流す。お帰りは、小淵沢行きの列車をつかまえる。

上り坂の少ない、北八の森と池が楽しめる、お気楽ルートである。
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