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2011年8月26日金曜日

大艦巨砲技術、将来性ゼロ?

昨夜、NHKスペシャル「どう選ぶ?わたしたちのエネルギー」を途中から見たのだが、審議会の再現ビデオでやっぱりといおうか原子力村のお歴々は自然エネルギーの導入に真っ向から反対していた。そして、国際的には「ちゃんと取り組んでますよ」のポーズとりで、自然エネルギー利用義務付け量を僅か1%で了承したということらしい。審議に加わった政府関係者の脳天気な考えにも唖然とするばかり。これでは殆どゼロではないか。国際的にもCO2削減を目指し自然エネルギーの方向性を模索している時に、どんな連中が審議に加わったのかは知らぬが、国内関係者は原子力一本で、他は全くヤル気がなかったとしか言いようがない。恐らくは、審議メンバーに反原発ないしは脱原発の立場の方々は恣意的に排除されていた可能性がある。その結果、利用義務付け量1%と、人をバカにするのもいい加減にしてくれよと誰でもが思う数値を、専門家と称する輩共によって臆面も無く採用された。恐らくは、良識ある面々も、原子力村の異様とも思える強引な反発に圧倒されたに違いない。

結局のところ、電力市場独占に伴い原発利権があまりにも巨大になり過ぎ、原子力村や周辺の利権享受の輩共は、それを手放すまいとなりふり構わず奔走する。そして、代替発電テクノロジーの萌芽を、そんなのは不安定でダメだとか、原発程の発電量は賄えないとか言って、何かと冷水を浴びせてきた。予算もつけようとしない。ヤラセメールで図らずも発覚したように、世論調査までも意図的に操作してきた。そして膨大な放射能汚染を引き起こしておきながら、どなたも逮捕されていない。あの取るに足らぬライブドア事件のことを考えると、どこかおかしい。結局のところ、関連当局から多くの天下りを長年にわたり受け入れて、政府当局と仲良しこよしの関係を築いていたことが功を奏したとしか思えない。

戦前のこと?と時代錯誤に陥りそうになるが、これが今でも続く日本の変わらぬお国の体質のようだ。国民にハタ迷惑な古い体制を維持しようとする頑迷な輩や時代遅れの大艦巨砲的技術は、早々に表舞台から降りていただきたいものである。

技術革新は、本来テクノロジーをフェアに競わせ、そして世に評価された結果であって欲しい。途方も無い危険を伴う巨大技術であれば、尚更のことである。

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