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2011年6月29日水曜日

捨てる技術

どれを捨てようか思い悩んでいるうちに、部屋は物で溢れ狭くなってしまうものである。しかし最低限、寝床は確保しなければならない。結局、どれか捨てることになる。部屋の物理的なサイズと人の生活上必須の条件(睡眠環境等)で、室内に置く物の優先順位が自ずと決まってくる。布団、TV、パソコン、衣類等々・・・。

決断力に迷いが生じると部屋は要らぬ物で溢れてしまう。同じマンションの友人の部屋はいつ行っても気持ちがいい。整理整頓が行き届いているからである。物を買わないからではない。むしろ買う方である。ただ、気に要らなくなればスパスパ捨ててしまう。実に思いっ切りが良いのだ。そして清潔好きである。

これまで、大量の電気を使っていることに疑問を持たないで来てしまった。知らぬ間に、多くの原発が出来、大量の発電が可能になり、そして一方では、処分方法も未定のまま、言わばジプシー状態で大量の放射性使用済燃料が溜まり続けている。年々増大する電気消費量に対して、警告をあたえることなく、供給側が、将来の問題に目をつむり、発電設備、特に原発の増設に邁進してきた訳である。そして今日、あらゆる生活の場で、電気が使われるようになってしまった。もう元の生活には戻れない、原発は必要だと人は言う。ホントだろうか。

部屋が広ければ広い程、油断しているとゴミの山になってしまう。広い部屋の方が住みよい筈だ。でも、管理が甘かったり、物を捨てる判断がルーズだったりすると、部屋は大量のゴミで埋まってしまう。

これと同じ視点で見れば、湯水のごとく電気が使えるので、ムダな物まで電気を大量に消費することになりかねない。今夏は、節電がクローズアップされている。必要なものとそうでない物を仕分けする丁度良いチャンスではないか。特に、総論賛成各論反対的性格の、事業仕分けの効果もハッキリしない、今日の曖昧社会では、生活様式を転換させるには、物理的な制約があった方が皆より深刻に考えるぶん宜しいのかも。でないと、立派な豪邸が、いつのまにかゴミのお屋敷に化けてしまうかも知れないのだ。いや既に、中和処理も燃焼処理もできない核のゴミで、ゴミ屋敷化が進行しつつあるかも・・・。


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