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2016年7月12日火曜日

都知事選候補…真打ち登場!?

一時、タレントの石田純一氏が出馬しようとしたが、野党の協力が得られず断念された。彼とは同世代であり、戦争を知らない戦後世代として、彼の一見唐突と思える行動が理解できる。

後年知ることになるのだが、終戦後の短期間に、平和憲法、農地改革、財閥解体、貴族階級の撤廃、女性の参政権等々の大改革が行われている。まさに、GHQのおかげである。そんなドサクサも知らずに幼少期を過ごてきた訳であるが、貴族などの特権階級や地主は過去のものとなり、皆同じ条件で一斉にスタートしたのは幸いであった。決して裕福ではなかったが、戦争の影はなく、未来に明るい希望を抱ける、輝ける戦後の息吹に触れてきたように思う。

それが昨今、当時は思いもしなかった改憲勢力が顕著となり、今回の参院選でよりはっきりしてきたようだ。同じ戦後民主主義の空気を吸ってきた石田純一氏は、このような動向に歯止めをかけるべく立ち上がろうとしたのは、同世代の者として頷ける。結局、野党の協力が得られず出馬を断念されたが、彼の勇気を賞賛したい。

我々の先輩は、60年安保世代である。当時はTVが無く、当方も幼少で、どういう騒動だったのかは知らなかった。TVが普及すると、ポスト安保世代の学生が、投石や角棒で機動隊を相手に争っているシーンをよく観たものである。彼らは、今60代後半~70代くらいであろうか。

昨今の改憲勢力の跳梁に対し、当時機動隊相手に大立ち回りを演じた世代から余り反論の声が聞こえないのは不思議だった。あれ程体制に真っ向から反対した世代は、今頃は年金暮らし。飼いならされた犬のように大人しくなっている…。

石田氏には、これが忸怩たる思いであったに違いない。

ところが本日、真打ち登場…鳥越俊太郎氏出馬のニュース。まさに60年安保世代である。やはり参院選の結果に触発されたようである。おかしな方向にカヂを切るとも限らない日本丸を、正常に戻す一大勢力になって貰いたいものである。




追記:

自民党の憲法改正草案をチェックしてから分かって来たことだが、マスコミ報道はどこかタブー?を恐れてか、具体的な内容に触れることを回避しているように思える。言及するのは、9条だけ。それだけじゃないだろうと思うのだが…。だからネットではマスXミと揶揄される所以である。


音楽は、和音と不協和音がバランスよく共鳴することで一層魅力的に響く。基本和音だけでは詰まらない…。マスコミも、外野のヤジ(偏向報道批判云々…)に怯むこと無く、国民に正確な情報を提供すべく、不協和音を適度に交えて発信してもらいたいものである。

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