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2016年7月5日火曜日

平成のオバカ百景候補…?


夏草刈りの手伝いで帰省した。

その行き帰り、不思議なピラミッド群をあちこちで見かけたので一部写真をアップしておく。

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先ずは我が町。やはり巨大ピラミッドが複数出現しつつあった。これがスーパー堤防の一部とすれば、何のために…?付近は津波で全て消失し、住民は皆高台に移転しつつある現状、何の為のスーパー堤防か。全く笑止である。敵が既に退却しているのに、砲弾を華々しく撃っているようなもの。エネルギーの無駄遣いである。隣の浜にも巨大な防潮堤が建設中である。これも同様、何のために…?

※高台から…

※近づいてみると…

※海岸沿いに巨大防潮堤工事現場…

帰りの車窓からは、更に巨大なピラミッド群をあちこちで見かける。以下は、陸前高田や南三陸町で見かけたもの。

※陸前高田のピラミッド群

※南三陸町のピラミッド群


青森県から福島県の沿岸は皆同様とすれば、ピラミッドは百どころか千以上かもしれない。

工事に伴い、先人の開拓してきた水田を、「震災復興-かさ上げ工事」の名のもとに惜しげもなく埋め潰しているのは残念である。水田は瑞穂の国の誇るべき伝統的歴史遺産である。西洋の古い町並みにも比肩しうる文化遺産でもある。遺跡とは異なり、今日でも食料生産や治水機能として有効活用されている。先人から受け継いできた優れた財産。これを安易に潰して良いものか…。

ヘリコプターで金をバラまく訳にはいかないので、「震災復興」に名を借りて金をバラまいている…と思わざるを得ない。土建業者は当分ウハウハ状態であろう。一方、我が国の赤字国債は、数年前は800兆円だったが、最近1000兆円を突破したらしい。膨大な無駄遣いが止まない状況、これも当然である。

中小土建企業が自民党の支持基盤らしいが、この状態では暫く政権は安泰かも知れない。だが、国家財政は取り返しのつかない状態に陥りつつある。党首殿は「日本を取り戻す…」と意味不明のお言葉を絶叫されていた。借金漬けは一層ひどくなる。では何を取り戻すと息巻いていたのだろうか。まさか、明治の憲法のこと…?

いずれ、東北太平洋沿岸のピラミッド群は、平成のオバカ百景になること間違いなしである。





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