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2016年7月11日月曜日

憲法を本当に改正したいの…



憲法とは本来、国民が為政者をチェックする機能らしい。昨日の参院選挙前に自民党の「憲法改正草案」をチェックしてみたが、マスコミが指摘していたように、むしろ為政者に都合の良い内容である。仮にそのままの内容で改正されるようなことがあればどういうことになるか、想像してみた。


1. 近隣諸国の警戒感が高まる。(9条、66条等)

マイコメント:

「国防軍」を創設することで、当然である。しかも、その最高指揮官である内閣総理大臣に元軍人もなれるとなると、まさに歴史は繰り返すである。


2. 公教育の劣化、人材の海外流出、国力の低下(3)

マイコメント:

日の丸・君が代教育が強化される。これらが踏み絵のごとく利用され、拒否する教職員は、憲法違反者として教育界から追放される。

良識ある家庭の子弟は、公立校を避け、私立校もしくは留学するケースが一般的になるであろう。その結果、有能な人材は早期に海外流出し、いずれ各産業界をリードする人材が不足する。まさに国力の低下である。

戦前ならば、貴族階級や裕福な子弟(財閥、地主等)ではないかぎり、海外留学は難しかった。今は誰でも容易に留学できることを、自民党は認識していないのでは…。


3. 為政者の独走。(19)

マイコメント:

個人情報の取得を厳しく制限している。とすると、為政者の不正を告発することは、国内ではほぼ難しくなる。為政者には全く都合のよい内容である。

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憲法改正は、その内容によっては隣国側に軍事増強の口実を与えるとも限らない。一方、原発が列島を囲むように50基以上存在している現状、戦争はできない。国防軍を創設し、日の丸・君が代教育を強化することで、いたずらに隣国を刺激するのは自爆行為、遇の骨頂である。
信じたくはないが、未来は危ういことは間違いない。一歩選択を誤れば、いずれ二度目の破滅…とも限らない。

憲法改正の有無は、未来の分水嶺になることは間違いないようだ。


以上のことを踏まえ、昨日の参院選に臨まれたのだろうか。

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