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2016年4月30日土曜日

山上の集落と麓の祭り

軽量の折り畳み中古自転車を冬場に入手。そのままにしてあったので、GW初日に試乗を兼ねて日帰り輪行することにした。場所は始めから決めていた。小田原近くの小高い山の中腹の集落である。

15年程前の連休初日、ウォーキングでこの集落に偶然立ち寄ったことがある。その時、庭の花々、周辺の新緑、空の青さに、強烈な印象を覚えたものである。そこで同じGWの最終日にも再訪してみた。するとどうだろう、僅か1週間の違いでも季節の移ろい感が漂っていて、ちょっと失望したことがある。行くなら429日、と最初から念頭にあった。しかも、麓の中井町では例大祭が同日に行われているので、都合が良い。

この集落は、麓の中井の集落から30-40分程登ったところにある。標高にして200m位だろうか。相模湾、横浜方面、大山・丹沢山塊と、眺望が抜群に良い。かといって、集落周辺は勾配が険しくない。むしろ山腹のテラス状と言ったらよいだろうか、緩やかな平原状の地形になっている。集落はやや窪地になった沢筋にある。これなら、風の吹きさらしや、生活に不可欠な水の心配もない。人里離れた高地であっても、集落が形成されたのは不思議でない。しかも、背後には広大な農地が広がっており、コメ以外は食料の自給も十分可能だ。


当日聞いた話しだが、平家落人伝説があるらしい…。高地でありながら、行ってみるとそんな感じがしない不思議スポットでもある。

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小田急線秦野駅まで輪行。

 秦野の市街地を見下ろす。向かいは丹沢・大山山塊

 目指す山上の古怒田集落…

麓の神社では例大祭
昼時間で、お囃子は休憩中…

 中腹より振り返る。
下の集落は祭の中井町、相模灘も見える。

今は使われていないかつての生活道?を、更に登る。
両側が深くえぐられ、何百年いや1千年?の歴史を感ずる…。


 古怒田集落の入り口…

 花1
 花2
 花3
山上の耕作地、向こうは丹沢・大山 

 菅原神社から集落を望む

 下界から神輿がやって来た…
 主な旧家?を回り、神輿の一団はクルマで下界へ…

 下界に戻り、祭りの人混みの中に…

若手主体の笛・太鼓・かねの囃子を聞きながら
皆さん山車の傍らの路上で宴会?中… 

GW初日、皆帰省され楽しんでおられる様子…。
地元に愛されているお祭でした。


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帰路は、行けるところまで行こうと、カンを頼りにペダルをこぐ。
で、着いたところが鶴巻温泉。

ここもお祭でした。
ハワイアンが聞こえてきます。フクシマのフラガールかな…?

フライドチキンを頼んでいたら、お隣の屋台の可愛い女性からビールも勧められた。

「自転車なので酔っぱらい運転になるね…」と私。

彼女、「じゃー、持って行って下さい」

「いや、むしろアナタを持って行きたい…」

すると一瞬、嬉しそうな笑顔が…。

世の中冗談が通ぜずオヤジギャグと嫌悪されるが、今回はスベらずにすんだ。
若ければ、メルアド交換といきたかったのにね…。

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何時もは、誰とも話すこともなく帰ることが殆ど。今回は珍しく、祭りの地元民、古怒田の女性、そして弦巻温泉と、見知らぬ方と話す機会があった。やはりサイクリングの行動範囲の広さも一因か。

久々の輪行ながら、意外とヘタバラずにすんだ。
これは、自転車の軽さのおかげもあるようだ。

ギヤは3段で、きつい勾配では歩くに限る。急坂でのブレーキの効きもよくなさそうなので、減速して慎重に走る。幾つか不具合な点はあったが、軽いことで駅舎などでの持ち運びが比較的ラクなのは助かる。
また機会をみて輪行するつもりである。








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