今回1995年の輪行を記録する際に、最新の地図にアクセスしてみた。そこで改めて気づいたのだが、この16年間で、輪行コースにダムが3箇所完成し人造湖になっていたことである。当時既に工事中のところが2箇所あったので、当然と言えば当然のことである。しかしよく考えてみると、ダム工事見学を意図してコース設定した訳ではない。そこを偶然通り過ぎただけである。ということは、日本全国の河川で同様の工事が同時進行していた可能性が高い。公共事業の名のもとに、国内の自然や山村集落が破壞されてきたのである。それを思うと驚愕せざるを得ない。
そういえば、サイクリングで利用した林道も通行止めのところが多い。路肩が崩れたり、がけが崩れたりと、見捨てられたところが意外と多いのである。作ることが目的で、有効利用は二の次。ダムも作っただけでは済まない。修理メンテナンスも人工物の宿命だ。その間、税金が垂れ流される。また、100年後、200年後に土砂で埋まったダムはどうするのだろうか。作ることだけに関心が向き、肝心の最後の一点は不明である。
特定の巨大利益集団ができると、とことん食い尽くすまで活動を辞めようとしない。ダムに適した河川があれば、巨額の税金を投下してでもダムを作ろうとする無節操さ。これはダム事業だけにとどまらない。原発等もまた然りである。コバンザメの如く、既得権益集団や天下り団体が餌に群がっている。
金獣カネゴンは貴方!?
お国の巨額債務もお構いなし。コバンザメ集団が巨大金獣カネゴンとなって税金を食い尽くしていく。そして、「福祉目的」と一見まともな理由付けで、消費税率を引き上げようとしている。貧しき者から、子供から、とあらゆるところから税金を巻き上げる魂胆だから溜まったものではない。「平和目的」で危険な原発を推進したのと同じ理屈だ。甘い言葉には気をつけよう。
消費税率アップを喜ぶのは、金獣カネゴンだけである。カネゴンは、金欠で餓死させる他はない。カネゴンをペット飼いする余裕は国民にはもう無い。
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