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2011年9月20日火曜日

病の元

DMの返信ハガキ、本日更に1枚回収し、計2枚になった。先週届いた最初のハガキは、住所から判断するに、同級会で方言丸出しの元気なK子さんである。電話番号が記載されていたので、一応本人確認の為に電話する。ご本人が受話器をとられたようだ。だが、声の感じがイメージしていたものと違っている。むしろ落ち着いた雰囲気で、田舎弁丸出しではない。とすると、別のK子さんかも知れない。ご本人曰く、中学時のクラブが拙者と同じだったらしいが、申し訳ないがお顔を思い出せない。9年間でクラスが一度も一緒になったことがない。卒業写真集が無いというのは、こういう時に困るものである。

本日届いたハガキは、住所が赤崎町の仮設住宅になっていた。対岸のこの町に嫁いでいる者は少ないので、何方かおおよそ検討がついた。電話番号は変更されていなかったので、S子さんであることが確認できた。

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在京メンバーの○子に中間報告を兼ねて電話してみる。K子さんについてもきいてみた。やはり元気ではない方のK子さんのようである。要件が済んだらすぐ切ろうと思っていたのだが、長々話し込んでしまった。体調が今ひとつらしい。精密検査を受けても原因が分からず、病院からは取り敢えず5種類程の薬をもらっているらしい。姉御肌の落ち着いた口調ではあるが、いつもより声のトーンが心持ち低い感じがする。話しているうちに、日常の悩みがすこしずつ吐露されてきた。体調不良は慢性的なストレスも原因しているのではと言ったところ、本人もそれを自覚していた。

家庭の雑事から離れ1-2週間完全フリーの状態になってみてはとアドバイスしてみる。家人に対しフリーになれる正当な理由をあれこれ考えてみた。被災地のボランティア、温泉湯治、JRパスを利用した気ままな一人旅、等々。そして思い至ったのだが、被災した同級生を慰問取材してくるのはどうだろうかと提案してみた。返信ハガキを回収した段階で、同級生の避難先がおおよそ把握できる。皆の近況や被災当時の状況を取材し、その内容を文集にして発送するのも一考である。その時は頼むからとお願いしたら、ご本人快諾してくれた。そして受話器を置いた。
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