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2016年4月14日木曜日

英国製?の家庭用クランプ式電力計から思ったこと…


スマートメーターに替えられたものの、電力会社から何の案内もない。そこで、ネット上で電力の使用状況が確認できないものかと調べていたら、「でんき家計簿」サービスがあることを知った。そこで、登録しログイン(4.08)と思いきや、「申請中」の表示…。放っておけばいずれアクセスできるだろうと思っていた。すると3日後にメールで、「認証コード」を郵送する旨の案内。そして本日(4.14)、認証コード通知のハガキが届き、やっとデータにアクセスすることでできた。

それにしても、のんびりしたものである、メールなら即返信できるだろうに、3日後なんだから…。初期登録の際には、パスワードのところで引っかかりどうしても先に進まない。「-」を混在させていたので、それを抜いたところ、やっと登録された。ID登録欄には、使用可能文字 半角数字、半角英字、「$」「&」「-」「_」「@」「.」」と案内されていたのである…。パスワード登録欄には、禁止文字の表記は一切なし。不親切そのものである。

で、やっとデータが見られたのだが、最新のものは「一昨日のデータ」(4.12)であるのには驚く。30分単位の表示で、0.1kWh(最小数値)が主で、昼と夜の炊飯時に0.2-0.3kWh、深夜帯の0、と随分ラフである。どうせこんなものだろうなと予想していたが、全くその通りであった。
一日の消費電力


ただ、年間の消費電力グラフの方は、確かに節電を検討する上で有効である。とは言っても、当方は夏場のエアコンも冬場の電気ストーブも一切使用していないので、年間を通じフラットである。


年間の消費電力

懸案の「外出時のスイッチ切り忘れチック」には全く対応できていない。そこで色々しらべ、何時もよく行くヨドバシカメラで売られている「ecoco 消費電力モニター」を導入することを考えている。同様の製品があちこちで販売されていたが、家庭用のクランプ式電力計ではここが一番安そうである。



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この製品は、どうも基本設計は英国製のようである。さすがである。産業革命以来の伝統があるせいか、新たなニーズに対して抜け目がない。若い時分に特殊装置の輸入販売に携わっていたことがあるが、英・仏・独の欧州三国メーカーが世界を圧倒していた感があった。それは今日でも変わらないようである。当時担当した会社は、従業員100人程度と、日本でいうところの典型的な中小企業だが、中身が違う。そのうち10-20名はPhDドクターで設計と研究開発を担当、他の技術者も大卒者が多かった。工場は田舎の田園地帯にありながら、製品は世界中の研究機関に納入されていた。

兎に角、新たなニーズに対して、柔軟に対応できる土壌がある。特に英国は島国である。彼らのマーケットは、17世紀のイギリス東インド会社」以来常に海外にある。欧州大陸しかり、アジア、アメリカ…。

ネット社会になり、益々迅速性と柔軟性が求められる。有望な人材が(組織が硬直化し反応の鈍い)大企業に偏りがちな日本が、今後まともに世界と競合していけるのだろうか疑問である。その一例は、いち早くボーダレスになったパソコンソフト。日常使うソフトは、いつのまにか外国品ばかり。肝心の日本語入力変換機能までもがgoogle製なんだから笑ってしまう…。

自然エネルギーについても欧州では、自然環境条件に従い、国々が個別に対応しているようである。一方、日本はというと、地震大国!?にもかかわらず、相も変わらず原発再稼働(言わば昭和のレトロなテクノロジー)が最優先されているようで、危なっかしい。

そして、TPP。関税撤廃したら、国内企業はそうとう打撃を受けるだろう。50年後は、googleAppleなどのネット企業が、世界のありとあらゆる産業をコントロールしているかもしれない。超優良企業のトヨタ、ホンダだって、一歩誤ればシャープの二の舞いになりかねない。その時は、護送船団を組んでいた周辺企業も散り散りとなり、自ら糧を求めて世界中をさまよっていることだろう。

英国製?家庭用クランプ式電力モニターのことから、あれこれ余計なことが脳裏を錯綜した…。

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