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2016年4月1日金曜日

スマートメーター…(続き3)


仮に法律で、速度計の無いクルマも運転OKになったらどうだろう。長年乗り慣れている我々現役世代であれば、スピード感覚が付いているので、特に問題にならないかも知れない。だが、これから免許を取得し運転しようとする若い世代は、始めから速度計が付いていないので、スピード感覚はいい加減にならざるを得ない。60km制限の公道を、120kmで飛ばしても、捕まるまで気づかないかもしれない。

今普及させようとしているスマートメーターには、リアルタイム(今流れている)の電流値が表示されない。だから、これから関東圏のどの家も、言ってみれば速度計の無いクルマみたいなものに代わるのである。

(いずれネット経由で、積算電力値などチェックはできるだろうが、当方が知りたいリアルタイムの電流レベルが表示されるかは疑わしい。これを実現するには、少なくとも計測周期を秒単位で行い、送信しなければならないだろうし、また膨大な計算処理を瞬時に実行しなければならない。先ず不可能だろう…。この点も、電力会社から何の説明もない…。)


当方は、ガスは使用していないので、電気が唯一の熱源である。最も電気を消費するのは、煮炊き用のIHヒーター(IH)と炒め用のホットプレート(HP)である。調理時には電気釜にもスイッチが入っている。この時間帯が一番電気を使用する。そこでいつブレーカーが切れるとも限らないので、IHHPを同時に使用することはない。前者を使用しているときは、後者には絶対にスイッチを入れないように注意している。また、IHヒーターは出力調整ができるので、高・中・低と切り替えてみて、電力計の回転盤の回転速度をチェクし、このレベルなら電気釜のON時にもOKとか、感覚をつかむようにしていた。

これから先、電力を大量に必要とする新たな家電製品が登場してくるとも限らない。これを導入したときに、試験運転時にリアルタイムの電流レベルを、今までのようには簡単にチェックすることが出来ない。これをチェックするには、専用のクランプメーターが必要らしい。だが、電気技術者が使うような計測器で、外出の度にいちいち計測するのも面倒である。

ということで、家電製品の切り忘れは、スマートメーターの普及とともに増えるであろうし、火災の発生率も高くなることが予想される。だが、大手電力会社は、省力化には関心があっても、社会の防災対策には無関心のようである…。

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本日更に、若い世代の2人に、外出時に回転盤をチェックするか尋ねてみたが、いずれもNoだったのには驚く。

やっぱり、我が国民は、一般に技術無関心国なのだろうか。全て、オカミ・おエライさんにお任せなのかも知れない。

そういえば、天気予報でも、それまで慣れ親しんできた気圧の単位ミリバール(mbar)が、舌を噛むようなヘクトパスカル(hPa)にいつの間にか代わって久しい。数値は変わらないのに、何故長ったらしい発音の呼称に変えてしまったのか、これを提唱した社会常識の無い?ガクシャ共に腹が立つ。が、これに対して一般国民からの反論を聞いたことがないな…。スマホはスマートフォンと言いなさいとか、パソコンはパーソナルコンピューターと言いなさいとオカミから指導されたら、皆怒るだろうに。

先日、病院で血圧を計ってみたところ、最高血圧は113mmHgと表示されていた。物理系のガクシャ共は、気象学会には口出しできても、医学会にはご遠慮なされたようである。

まったくいいかげんなんだから…。

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