未だ運用が始まっていないので現況からの判断だが、スマートメーターは単身・少世帯には不自由メーターである。というのも、従来の回転盤だけで、節電対策に十分に活用できていたからである。
基準は常に通電する冷蔵庫。これがONの時に微かに回転している。この回転速度に限りなく近ければ、外出OKとなる。スマートメーターでは、電球一個どころか、電気コタツの消し忘れさえもチェックできない。何がスマートメーターか。省力化できる電力会社にはスマートであっても、当方には全く不自由メーターである。
夏はエアコンを極力使わないようにしている。特に日中の猛暑時は、近所の図書館やカフェに非難する。これも都会生活者の利点であるが…。冬場の唯一の暖房器具はホットカーペット。ストーブやコタツは一切使わない。一番電気を食うのはIHヒーターとホットプレートの調理器具である。これらはエアコンやストーブのように常時使用するものではない。従来の回転盤だけで、電気節約上十分スマートな生活ができていたのである。
今回の問題で、ネット上で調べてみて知ったのだが、家庭内の使用電気の「見える化」として、HEMS(Home Energy Management System)構想があるらしい。が、これは比較的大家族の一戸建てには理にかなったシステムであろうが、都会のマンション暮らし、特に単身・少世帯、には笑止である。
しかも電磁波障害の危険性があるというではないか。当方が外出する際に廊下を通る訳だが、数えてみたら9個のスマートメーターがあった。常時電波を出しているなら、その間、電磁波を浴び続けることになる。が、今更電磁波云々してもしょうがないかも知れない。既に室内には携帯電話、Wi-Fi、IHヒーターなどがあり、電磁波を浴び続けている訳だから…。
我々年配者はそれでもよろしい。だが、当マンションでも、昨年二人子供が生まれた。今年はよちよち歩きを始めるだろう。無邪気に遊ぶ彼らの頭上には、電磁波を発生する不気味な物体が何個も取り付けられている。幼子らの未来に、一抹の不安を覚えるのである…。
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参照サイト:
https://enechange.jp/articles/hems
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